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特集 もし子どもが感染症になったら… 周りの子への感染、気をつけていますか!? Vol.1感染の実態編

冬はインフルエンザ、気管支炎、風邪症候群、ウイルス性胃腸炎といった感染症が流行る季節ですが、
じつはこれらの病気、子どもから子どもへうつるケースが少なくありません。
ママたちの声をもとに、その実態を探ってみました。

インフルエンザ・気管支炎・風邪症候群・ウイルス性胃腸炎はどうしてうつるの?

主な感染経路は以下のとおり。よくあるこんなシーンで、子どもたちは感染します。

空気感染・飛沫感染

インフルエンザ、気管支炎、風邪症候群の主な感染経路は空気感染や飛沫感染です。
ウイルスや細菌が、せきやくしゃみを通じて飛び散り、それが鼻やのどの粘膜に付着して感染します。
ウイルス性胃腸炎も、嘔吐物を介し飛沫感染します。

例えばこんなシーンで感染!

近くにいた子がせきやくしゃみをして、それを直接吸い込んだ場合

せきやくしゃみを介し、ウイルスが空気中に浮遊していて、それを吸い込んだ場合

ウイルス性胃腸炎の子が吐いた際、飛び散った細かい嘔吐物を吸い込んだ場合

経口感染・接触感染

ウイルス性胃腸炎の主な感染経路は、経口感染・接触感染です。
病原体が含まれた便、嘔吐物などに直接あるいは間接的に触ったり、その病原体が口から入ることで感染します。
気管支炎やかぜ症候群も鼻水を介し、経口感染・接触感染することがあります。

例えばこんなシーンで感染!

ウイルス性胃腸炎にかかっている子のおむつ替えをしたあと手を消毒しないまま床を触り、その床を他の子がハイハイして、その手を舐めた場合

気管支炎・風邪症候群にかかっている場合。その子が遊んだおもちゃに鼻水がついており、そのおもちゃを他の子が舐めた場合

実録! 私たちの感染ストーリー

クリスマス会でロタウイルスが蔓延紀楓さん
11ヵ月のときの話

小児科でインフルエンザになるとは! チョコラさん

6ヵ月のとき、肌荒れが気になり小児科へ。その日はずいぶん混んでいて、待合室で1時間以上待たされたのですが、そこでインフルエンザに感染しました。数日後、子どもは40度もの熱を出し大変!

インフルエンザなどの病気が流行っているときは、ちょっとしたことでは小児科に行かないほうがいいのかも…と思いました。

児童館でウイルス性胃腸炎に感染 ぽのさん

2歳2ヵ月のとき、児童館でウイルス性胃腸炎に感染したことがあります。児童館のような公共の遊び場は、みんなでおもちゃを共有するため、病気がうつってもおかしくないとは思っていたんですが…。

でも実際、ウイルス性胃腸炎にかかると、子どもはつらそうだし、お世話も大変でした。

きょうだい間で風邪に ひなっちさん

上の子が軽い風邪をひいて、病院に行こうか迷っていた日。2ヵ月になる息子が、突然、ゼイゼイし始め、かすれた声で泣くので、「まさか!?」と思い、2人を連れて小児科へ。

確かに2歳違いの上の子は、毎日弟と添い寝をしたり、チュ〜をしていたので、うつる可能性はあったのですが、こんな小さいうちから風邪がうつるなんて!息子に申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。

ピジョンインフォのブログでもお馴染み! 鈴木先生から

チョコラさんのような院内感染は、残念ながら少なくありません。病院は、さまざまな病気の人たちが集まる場所です。感染を防ぐには、比較的空いている時間をねらって受診したり、車で病院に行った場合は車の中で待つなど、できるだけ他の患者さんと接触しない対策をたてましょう。

紀楓さんたちが体験した、ロタウイルスやノロウイルスなどのウイルス性胃腸炎は、嘔吐やおむつ替えを通し、ウイルスが手などに付いて感染を広げます。ウイルスが付着した場合は、きちんとアルコールなどで消毒しないと感染を防ぐことは困難です。そのためウイルス性胃腸炎にかかった場合は、少なくても下痢が止まるまでは友達に会ったり、児童館などに行くのは避けるのがマナーです。

ひなっちさんのようなきょうだい間での感染は、ある意味仕方がないことですが、なかにはインフルエンザや百日咳など注意が必要な感染症もあります。とくに冬に流行するRSウイルス感染症(細気管支炎が多い)は、新生児でもうつる可能性があり、突然、呼吸困難を起こしてゼイゼイし、呼吸が止まるケースもある怖い病気です。
病気の種類によっては実家などを頼り、完治するまできょうだいを別々にするほうがいい場合もあるため、主治医と相談することをおすすめします。

感染症は、ウイルス性胃腸炎のように気をつけていても感染してしまう病気と、インフルエンザのように予防接種を受ければある程度防げる病気があります。少しでも感染症から、わが子を守るためには、MR(はしか・風疹)やDPT(三種混合)などの定期接種はもちろんですが、インフルエンザやおたふくかぜなどの任意接種も受けたほうが安心です。

また万が一、感染症にかかってしまった場合はマナーを守ることが大切。わが子が病気で苦しむ姿は、誰でも見たくないもの。“うちの子同様。つらい思いは、周りの子にもさせたくない!”。そんな心遣いが、周りの子への感染を防ぎます。

鈴の木こどもクリニック
鈴木博先生

東京都品川区・戸越にある小児科専門クリニック院長。「きれいでやさしい、そして楽しい母と子どものクリニック」を合言葉に、地域に根ざした小児医療を進めています。

★次回は、感染を広めないために知っておきたい
友達に会ってもOKな回復の目安をお伝えします♪

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